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工事のため一部区間で運休中の大井川鐵道大井川本線は、予定どおり2021年3月20日(土・祝)に全線で運転を再開します。
2020年7月の断続的な大雨の影響で、大井川本線は下泉駅〜田野口間で線路敷横の大井川護岸が損傷するなどの被害を受け、一部区間で運転見合わせが発生していました。当該箇所は仮復旧され、2020年8月28日に全線で列車の運転が再開されています。
2021年に入り、護岸損傷部分の本復旧工事および鉄道施設のメンテナンスが実施されることになり、2021年1月4日(月)〜3月19日(金)の間、下泉駅〜千頭駅間はバスによる代行輸送が行われています。大井川鉄道によると一連の工事が完了し、列車運転についての安全が確認できたとして、予定どおり3月20日(土・祝)始発から平常運転を再開するとのことです。
なお、新型コロナウイルス感染拡大の影響により運休していた、蒸気機関車けん引による観光列車「SLかわね路号」は、3月13日(土)に新金谷駅〜家山駅間で運転を再開しました(家山駅〜千頭駅間は代行バス運行)。大井川本線の全線運転再開に伴い、3月20日(土・祝)以降は本来の運転区間である新金谷駅〜千頭駅間での運転に復帰する予定です。「SLかわね路号」や、電気機関車けん引による「ELさくら号」の今後の運行スケジュールは、大井川鐵道の公式サイトに掲載されています。